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コラムColumn

2026.06.14更新

「スポーツ栄養」は、特別なことをするためのもの?

「スポーツ栄養」と聞くと、

「栄養バランスは完璧に!」

「毎日きちんと作らないとダメ」

 

そんなイメージを持つ方が多くおられるかもしれません。

でも、クラブ活動の現場で出会う子どもたちは、本当にさまざまです。

・毎日ハードに練習している子。

・楽しみながら通っている子。

・学校や塾で毎日が忙しい子。

・食が細い子。

・疲れると食べられなくなる子。

 

そして保護者の方も、仕事や家事、送迎に追われながら、できる範囲で子どもを支えています。

だからこそ、今の生活の中で続けられることが大切です。

  

実は、スポーツ栄養を考えるうえでは難しい食事管理や特別なサプリメントよりも、

まずは「お腹が空く」「眠れる」「疲れが抜ける」「食べられる」ことのほうが大切だったりします。

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「食べなきゃ」が苦しくなることもある

成長期の子どもたちは、身体も心も大きく揺れます。

食欲が落ちる時期もあれば、びっくりするほど食べる時期も。

試合や発表会前に緊張して食べられなかったり、疲れすぎて胃腸が動かなくなる子もいます。

 

特に最近は、学校生活や人間関係、睡眠不足など、食事以外の影響を受けている子も少なくありません。

そんな時、

「もっと食べなさい」

「栄養が足りないからだ」

と追い込まれてしまうと、食事そのものがストレスになることもあります。

 

もちろん、成長期に必要な栄養は大切ですが、それ以上に必要なのは、“自分に合った続けられる形”を見つけること。

「何を食べるか」だけではなく、状態を見ながら調整していく視点がこれから先の力になっていきます。

   


今日からできる、“整え方”

まずは、大きく変えようとしなくて大丈夫です。

 

たとえば、

・ 朝はゼリー飲料だけだった子が、バナナを1本足してみる

・ 帰宅後すぐに、おにぎりやパンを食べられるように準備をする

コンビニで、牛乳やヨーグルトを追加してみる

 

そんな工夫も、立派なスポーツ栄養です。

忙しい日は、冷凍食品や市販品を活用してみましょう。

 

むしろ大切なのは、

「食べること=つらい」にならないこと。

食べることがほっとできる時間や、自分を支える力にもなってほしいと願っています。

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活動レベルによって、必要なことも変わる

趣味として楽しんでいる子も、

競技として本格的に取り組んでいる子も、

吹奏楽などの文化活動に取り組んでいる子も、

共通しているのは「元気に続けられること」が土台になるということです。

  

・ 疲れが抜けにくい

・ 集中できない

・ ケガが増えた

・ 朝起きられない

  

こうしたサインがあらわれたときは、身体からのメッセージかもしれません。

食事や睡眠、休養の状態を振り返ることで、不調の背景が見えてくることがあります。

食事だけですべてを解決できるわけではありませんが、毎日のコンディションを支える大切な一歩になります。

 


「まず1つ」で十分

スポーツ栄養というと、難しく感じるかもしれませんが、毎日完璧じゃなくても大丈夫です。

 

大切なのは、

「今日は少し食べられた」

「最近元気そう」

 

そんな小さな変化に気づいていくことです。

まずは1つから。その子に合った形は、きっとあります。

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このコラムでは、「これが正解」という食事法ではなく、一人ひとりに合った整え方を考えるヒントをお届けしていきます。

 

次回は、保護者の方からよく聞かれる

「うちの子、食べる量は足りているの?」

というテーマについてお話します。

 

“たくさん食べる=正解”ではない、食事量の考え方をお伝えします。

 

(管理栄養士 もり・ひろこ)

 ♢

 

もり・ひろこ 管理栄養士・スポーツフードアドバイザー など。

保育所向けの献立作成などに携わりながら、高校生アスリート・保護者・指導者向けに、スポーツ栄養を発信している。

「何を食べるか」ではなく、“自分で判断し整える力”を大切に。食事の教室「canale」を運営。

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今回の記事は、島根県内で活動されている管理栄養士・もり ひろこ さんに寄稿いただきました。

もりさんは、保育所向けの献立作成などに携わりながら、子どもたちの成長を食の面から支えておられます。

 

今後も、無理なく取り入れられる食事の工夫や、子どもたちを支えるヒントを、もりさんと一緒に発信していきます。

より詳しい内容や日々の発信については、ぜひもりさんのnoteもご覧ください。